にがり(Botaurus stellaris)は、サギ科の大型水鳥の一種である。その秘密めいた生活様式と優れたカモフラージュ能力から、にがりはヨーロッパで最も神秘的で、なかなかお目にかかれない鳥のひとつである。
にがり - インフォメーション&ファクト
- 外観胴が長く、尾が短く、首が太い。羽の色は褐色で、葦の中にうまくカモフラージュできるように濃淡の斑点がある。体長は66~81cm、翼を広げると100~130cmになる。大きな黄色い目をしている。
- サウンドにがりの特徴的な鳴き声は、低く大きな「ブーン」または「ボン」という、太鼓をたたくような音である。この鳴き声は3月から6月にかけて、特に夕方から夜にかけて湿地でよく聞かれる。
- 環境葦の生い茂る湿地や湖沼を好む。定住性の鳥だが、個体群によっては短距離を移動することもある。
- ダイエットにがりは主に魚や両生類、昆虫などの水生小動物を捕食する。
- アレンジメントヨーロッパ、アジア、アフリカ北部の湿地帯に広く分布する。
- リプロダクションにがりの巣は、うっそうと茂った葦の中に隠された、い草でできた台である。メスは4~6個の卵を産み、約4週間孵化させる。
にがりは、生息地の減少による個体数の減少のため、ポーランドをはじめとする多くの国で厳格な種の保護下にある。